「第7回国際かきシンポジウム(IOS7)」は盛会裏に終了いたしました。
関係各位のご支援ご協力に心より御礼申し上げます。


新着情報


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WOS Early Stage Investigator Award
受賞者は下記の3名です。




第1位

Dr. Zoe Hilton   Cawthron Institute研究者 (ニュージーランド) 

      

発表タイトル(Dr. Hiltonは、2題発表)

1. Progress in selective breeding for resilience to ostreid herpes virus in Crassostrea gigas in New Zealand.
(Zoe Hilton, Norman Ragg, Hannah Mae, Aditya Kesarcodi-Watson, Samantha Gale, Mark Camara, Nick King, David Burritt, Brendon Dunphy, Ben Mortensen, Andrea Alfaro and Tim Young.)

2. Overview of the recent occurrence of Bonamia ostreae in the native flat oyster Ostrea chilensis in New Zealand; current status, control efforts, and challenges for the future.
(Zoe Hilton. Steve Webb, Nick King, Jane Symonds, Julien Vignier, Jonathan Banks, Suong Thao Nguyen, Konstanze Steiner, Serean Adams. )


高橋計介選考委員長(世界かき学会副会長)のコメント

Dr. Hilton は、ニュージーランドにある Cawthron Institute の研究員で、生理生態学の視点から二枚貝類の選抜育種に取り組んでいます。IOS7では、 「Progress in selective breeding for resilience to ostreid herpes virus in Crassostrea gigas in New Zealand」 をはじめとする2題の口頭発表を行いました。現在、マガキ養殖において大きな脅威となっているカキヘルペスウイルス病に耐性をもつ種苗を選抜育種で作出するプロジェクトに関する話題でした。彼女の専門が十分に生かされたレベルの高い研究であり、 Award の選考委員から高い評価を受けました。

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第2位

Dr. Ma. Junemie Hazel Lebata-Ramos
東南アジア漁業開発センター(SEAFDEC)水産部門 研究員 (フィリピン)

 

発表タイトル

Why me? Because I'm single, young and more meaty
( Ma. Junemie Hazel Lebata-Ramos, Cleresa Dionela, Schedar Rose Novilla, Jonas Mediavilla, Rema Sibonga, Ellen Flor Solis and Frances Patrick Alicante. )


高橋計介選考委員長(世界かき学会副会長)のコメント

Dr. Lebata-Ramos は、フィリピンにある SEAFDEC (東南アジア漁業開発センター)の Aquaculture Department に所属する研究員で、養殖が環境に与える影響の評価に関するプロジェクトに取り組んでいます。IOS7では、「Why me? Because I'm single, young and more meaty」 というユニークな題名の発表を行いました。内容は、フィリピンの固有種で近年他の東南アジア諸国でも盛んに養殖されている Crassostrea iredalei について、伝統的な養殖法と新規に取り組んだ養殖法との比較を行った結果を示しました。種苗の生残率や成長も新規法の方がはるかに優れており、今後の展開が期待される意欲的な取り組みが評価されました。

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第3位

Mr. David L.J. Vendrami
University of Bielefeld and Marie Curie Initial Training Network fellow 
(ドイツ)


発表タイトル

Investigation of the genetic structure of the Pacific oyster (Crassostrea gigas) in Europe using a high density SNP array.
(David L.J. Vendrami, Luca Telesca and Joseph I. Hoffman.)


高橋計介選考委員長(世界かき学会副会長)のコメント

Mr. Vendrami は、ドイツの Bielefeld 大学の博士課程に在籍する若手研究者です。
IOS7では、「Investigation of the genetic structure of the Pacific oyster
(Crassostrea gigas) in Europe using a high density SNP array」 と題する
口頭発表を行いました。マガキは原産地である日本からカナダ西海岸を経てヨーロッパ、フランスとオランダ
に持ち込まれたのが最初です。その後、ヨーロッパ全体に分布を広げているのですが、どのように広まったのか
を遺伝学的な観点から解析しようとする意欲的な取り組みでした。北方型と南方型では明らかに遺伝的
組成が異なることやアドリア海産は別のクラスターであることなど興味深い知見が示され、高い評価を受けました。

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シンポジウム概要

会  期
 平成29年9月11日〜14日 
開催場所
 イギリス バンガー大学  Pontio Arts and Innovation Centre
テーマ
 世界規模でのかき生産の持続可能な発展を目指して
組織委員会
 委員長 Jonathan King 博士   (イギリス バンガー大学応用海洋科学センター副所長)
 委 員 Daniel Lee 氏      (イギリス バンガー大学応用海洋科学センター)
     Nancy Nevejan 博士   (ベルギー ゲント大学)
     Burnell Shively 氏    (フランス シェフ )
     Florent Tarbouriech 氏 (フランス TARBOURIECH代表)
     Viviana Rocca氏     (フランス TARBOURIECH)
ウェブサイト

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